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募集の背景、プロジェクトの説明
名古屋大学と岐阜大学からなる東海国立大学機構(THERS)は、世界屈指の研究大学を目指し、特色・強みのある分野で全国的・国際的研究拠点形成をビジョンとして掲げています。その一環として両大学が共同設置した糖鎖生命コア研究所(iGCORE)では、令和3年の発足以来、糖鎖オミクス・数理解析などを融合した最先端生命科学研究を推進してきました。今年度以降にiGCORE 内に 「ビッグデータ・AI基盤部門(仮称)」を新設します。本公募では、同部門の部門長を担っていただく研究型 IT コーディネーターを募集します。
着任後は、iGCOREのCPU–GPUハイブリッド型HPCクラスター(第1期システム)の運用を継承しつつ、現在設計が進む第2期システムの導入から運用・保守までを総括していただきます。ペタスケール規模の糖鎖関連生命情報と個人臨床データを安全かつ高速に処理するため、スケーラビリティ、高可用性、情報セキュリティを兼ね備えたITマネジメント体制を整備し、研究所全体のデジタルトランスフォーメーションを牽引する役割を担います。
さらに、生成AIやディープラーニングを駆使して糖鎖オミクスとゲノム・プロテオームなどのマルチオミクスを統合する解析技術を自ら開発し、それを基盤にAI創薬やバイオマーカー探索などの応用研究を主導していただきます。
生物学・医学・情報科学・産業界をつなぐハブとして共同研究を企画し、国内外の研究機関や企業と連携して大型外部資金の獲得を進めるとともに、ワークショップやセミナーを通じて大学院生や若手研究者の育成にも貢献していただくことを期待しています。
https://igcore.thers.ac.jp/ - 仕事内容・職務内容
(雇入れ直後)
糖鎖生命コア研究所における以下の業務を担当していただきます。
1、糖鎖×マルチオミクス統合解析とAI創薬アルゴリズムの開発・応用研究を主導し、論文化・特許化・外部資金獲得を推進する。
2、異分野融合研究の企画・ハブ機能を担い、生物学・医学・情報科学・産業界の研究者との共同研究の立ち上げを推進する。
3、HPC/ストレージ/ネットワークの統括管理(ユーザー・セキュリティ管理、OS・ミドルウェア更新、障害対応、バックアップ/DR 設計、性能チューニング)を行い、CPU クラスタにGPU ノードを段階的に増設する第2期ハイブリッド HPC システム刷新チームに参画してリードする。
4、国際連携の強化を目的に、海外研究機関・企業との共同研究やデータ共有、国際コンソーシアムへの参画を推進する。
5、部門長として部門運営と人材育成も担い、部門スタッフの採用・教育、大学院生や若手研究者への技術指導・セミナーを実施する。
上記3の業務は、当研究所の教職員、学内の情報担当職員、ベンダーのシステムエンジニアとも協力し、必要に応じて外部業者に委託する作業も含まれます。
(変更の範囲)
・東海国立大学機構が指定する業務 -
配属部署
既設部署
糖鎖生命コア研究所
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