名古屋大学及び岐阜大学糖鎖生命コア研究所は、9月24日(水)、25日(木)の2日間、名古屋大学豊田講堂で、J-GlycoNet(共同利用・共同研究拠点糖鎖生命科学連携ネットワーク型拠点)、HGA(ヒューマングライコームプロジェクト)、CIBoG及びGTR(名古屋大学卓越大学院プログラム)の共催による国際シンポジウムGlyco-Core Symposium 2025を開催しました。
このシンポジウムは、糖鎖生命コア研究所の取り組みを国内外に発信するとともに、糖鎖と様々な分野の融合研究を促進することを目的として毎年開催する国際シンポジウムで、2回目となる今回は国内外から373名の来場がありました。
開催にあたり、松尾東海国立大学機構長、杉山名古屋大学総長及び吉田岐阜大学長の挨拶の後、続いて門松糖鎖生命コア研究所長から、挨拶とHGAの概要について講演がありました。
ライデン大学のManfred Wuhrer 博士による基調講演「Insights from High-throughput Glycomics」の他、糖鎖研究だけでなく、関連するさまざまな異分野の著名な研究者と併せて6つのセッションで講演が行われ、「Human Glycome Atlas Project Topics」について、梶 裕之 博士(名古屋大学)及びMorten Thaysen-Andersen 博士(マッコーリー大学、名古屋大学)から、「Innovative Structural Analysis」について、Stacy Malaker 博士(イェール大学)及び石濱 泰 博士(京都大学)から、「J-GlycoNet Topics」について、古川 鋼一 博士(中部大学)及び村井 稔幸 博士(大阪大学)から、「Chemistry」について、Antonio Molinaro 博士(ナポリ・フェデリコ2世大学)及び藤本 ゆかり 博士(慶応義塾大学)から、「Metabolism and Disease」について、Karin Hoffmeister 博士(ウィスコンシン医科大学)及び吉田 雪子 博士(東京都医学総合研究所)から、「Glycogene Therapy」について、Ryan Weiss 博士(ジョージア大学)及び吉田 秀郎 博士(兵庫県立大学)からご講演いただき、活発な意見交換が展開されました。
また、J-GlycoNetで採択された研究者や若手の研究者たちの成果を発表するポスターセッションも同時に行われ、165題のポスター展示があり、世界と日本の研究交流の場として和やかな雰囲気の中、発表と議論が行われました。
ご参加いただきありがとうございました。





